読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

森博嗣『χの悲劇』

雨の中のトラム内で起こった通商委員毒殺事件.その場に居合わせたエンジニアの島田文子は,殺害前に彼から昔の飛行機事故と「x」と呼ばれる人物について尋ねられていた.ホテルの部屋に差し込まれた「χ」のカード.死体の手首に残された「x」のマーク.果た…

森博嗣『彼女は一人で歩くのか?』

森博嗣の新刊です.以上,終わり. うん,それでいいと思う.森博嗣先生の作品は,振れ幅がけっこうあって,理系ミステリィ作家と呼ばれていた(いる?)けれど,それ以外にもSF,ハードボイルド,チャンバラ小説も書くし,分類不能な作品も多い.『スカイ・…

森博嗣『本質を見通す100の講義』

見開き1ページで1つのテーマで書く,100のエッセイ集.講義シリーズは4作目らしい.今回は「研究者」という単語が多かった気がする.理化学研究所のあの事件についても(おそらく初めて)言及している(まぁ,そうですよねという感じだが).一方で,「抽象…

森博嗣『マインド・クァンチャ The Mind Quencher』

ヴォイド・シェイパシリーズの5作目.シリーズものだけれど作品単体で完結するので何作目から読み始めてもいいし,特に今作はそう思う内容だった.プロローグからとんでもない展開で,そして広報担当者さん(@idobatagumiさん)のツイートもあって,読みなが…

森博嗣『孤独の価値』

大学の先生を辞め,執筆業も引退しつつあり,人との直接的な交流を絶っている森博嗣が,まさにその「隠居生活」について語る!...なんて書くと一般の人には縁のなさそうな生活(一部の人は憧れるらしい)になってしまうが,本書は以前よりブログやエッセイなど…

森博嗣『サイタ×サイタ』

Xシリーズの5作目.椙田の事務所に持ち込まれた匿名の人物からのストーカ男の素行調査依頼.その尾行調査中に,近頃話題となっていた連続爆発事件が小川たちの近辺で起こり,ストーカ男との関係性を疑うが...? サイタ×サイタ (講談社ノベルス) 作者: 森博嗣 …

森博嗣『素直に生きる100の講義』

100のタイトル(テーマ)を集めて,それについて見開き2ページ分のエッセイを書いてまとめたもの.この形式のエッセイも「常識」「思考」に続いて「素直」と3作目である.何やら2作目も売れたらしい.僕みたいな著者のファンが買うのはわかるとして,あとは一…

森博嗣『ムカシ×ムカシ』

Xシリーズの4作目.資産家夫婦が何者かによって殺害される.主人公たちは,彼らの残した美術品の鑑定のため,その資産家の邸宅に出入りするようになるが,そこでまた新たな死体が... ムカシ×ムカシ (講談社ノベルス) 作者: 森博嗣 出版社/メーカー: 講談社 …

森博嗣『フォグ・ハイダ』

森博嗣の書くチャンバラ小説,ヴォイド・シェイパシリーズの4作目.このシリーズの面白さは,山で師匠に育てられた主人公が,人里に降りて旅をする中で,初めて見聞きしたことや出会った人々,闘いの最中に観察したことについて,考察する点にあると思う. …

森博嗣『つぼやきのテリーヌ』

100個のテーマを考え,あとから見開き2ページのエッセイを書いていくシリーズ.4作目だろうか.今作の印象として奥様のスバル氏に関するエピソードとTwitterについての話が多かった気がする(多いと言っても数件だけだが).キレのあるものより,ほのぼのと…

森博嗣『キウイγは時計仕掛け』

Gシリーズ9作目.犀川研,国枝研のメンバの参加する学会の本部に謎のキウイが届く.そこにはギリシャ文字"γ"(のような印)が! キウイγは時計仕掛け (講談社ノベルス) 作者: 森博嗣 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2013/11/07 メディア: 新書 この商品を含…

森博嗣『喜嶋先生の静かな世界』

ハードカバーで一度読んだけれど,文庫版になったので再読. 主人公が,研究室でドクタの先輩と喜嶋先生に出会い,研究の面白さを知り没頭していく,静かできれいな小説.自伝的な小説とは言うけれど,具体的な部分は実際の経験とかなり異なっているのではな…