浅野いにお『おやすみプンプン』

13巻目でついに完結.話がどれだけ進んでも,主人公プンプンの人生は,小学生の頃から堕ちていくばかりで救われなかったけれど,やっと終わって,堕ちきって安心した.これでやっと他人に貸すことができる.薦めないけどね.

 『おやすみプンプン』の特徴は,主人公を含む家族全員がデフォルメされていること.どういう意図なのかはわからないが,風景が実写に近い分,余計に際立つ.たまにリアルになるときは黒のシルエットなのでちょっと怖い.あとプンプンの想像上の神様もたびたび出てきて,プンプンと会話する.これもリアルな背景にイラストの神様が紛れていてシュール.

あらすじは,上述した通りプンプンが堕ちていく話で,こう書いてしまうと何が面白いのか伝わらない.「人の不幸で飯ウマ」って感じでもない.なんなんやろなぁ.途中まで読んだら最後まで見届けたくなった,かな