藤田紘一郎『マンガでわかる若返りの科学』

本屋で新書を見てると健康関連の本が多く,どうやら流行ってるっぽい.そんなに興味がないけれど,広く浅く情報収集してみようかなと思い手にしたのが,この本.

「健康」と一括りにまとめてもいろんなトピックが含まれている.「長寿遺伝子をオンにする」「テロメア」「AGE」「エピゲノム」「活性酸素」「若返りの水」「腸内細菌」など,一見するととても胡散臭い単語が飛び交っている.また,「今の段階で,そこまで言い切ってしまっていいのだろうか」と心配になる部分もあった.こう感じてしまうのは,僕に生物の素養がないからなのかもしれない.しかし,一般向けの本だからこそ,最近の研究で分かってきたこと・未解明なところ,すぐに実行するべきこと・まだ様子を見るべきところを明確に示すべきだと思った(そうすると本の趣旨にあわなくなるだろう).

こういう流行りの話題は「科学」を伝えるのを疎かにしていると,すぐに素人に群がられて「宗教」っぽくなってしまうのだろう.気をつけよう.

言い切られると逆に信じられなくなるんだよなぁ... 健康関連の本はあと数年控えておいて,しばらくはもっと研究に近い本を読んで勉強する. 

マンガでわかる若返りの科学 (サイエンス・アイ新書)

マンガでわかる若返りの科学 (サイエンス・アイ新書)

 

 【目次】

第1章 若さを保つ方法

第2章 長寿遺伝子をオンにする生活習慣

第3章 寿命の回数券テロメアを長く保つ方法

第4章 エピゲノムでアンチエイジング

第5章 長寿ホルモンで長生きできるか

第6章 活性酸素と老化の関係

第7章 からだの糖化が老化を招く

第8章 ミトコンドリアを増やせば体力が増強する

第9章 若返りの水とはなにか

第10章 腸を元気にして老化を防ぐ

あとがきに代えて