森博嗣『素直に生きる100の講義』

100のタイトル(テーマ)を集めて,それについて見開き2ページ分のエッセイを書いてまとめたもの.この形式のエッセイも「常識」「思考」に続いて「素直」と3作目である.何やら2作目も売れたらしい.僕みたいな著者のファンが買うのはわかるとして,あとは一体どんな人が買うのだろうか?(失礼な!) 新しい読者を獲得しているみたいで,森博嗣氏の戦略通りなのかも.

ここ数年のエッセイはすべて読んでいるので,相変わらずといった感じ.時事ネタを避けたそうだが,オリンピックや大雪の話題もちらほら.「小保方氏」や「女性」,「科学者」に関して何か述べるかなぁと期待していたが,見落としてなければ今回はなかったように思う.科学についてはすでに書いているか.全体的に,そうそう,と頷きながら読むことが多かったが,「値上げ」「鈍感さ」「評価の上方修正」の話はその後も自分で考えてみているところである.

以前は森博嗣のエッセイを読むとドキッとさせられて,心を抉られる感じ(?)だったが,次第にそういうこともなくなってきた.森博嗣が丸くなったのか,自分が近付いたのか,それともただ慣れただけなのか.いづれにせよ,まぁ,本の価格の分は価値が得られるように,考え続けよう. 

素直に生きる100の講義

素直に生きる100の講義

 

 1年前に書いた『「思考」を育てる100の講義』のレビュー(『「思考」を育てる100の講義』のレビュー 森博嗣 (coo_extremeさん) - ブクログ)を読んでみたら,似たようなことを書いてた笑.