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殊能将之『鏡の中は日曜日』

殊能将之 小説

 

鏡の中は日曜日 (講談社文庫)

鏡の中は日曜日 (講談社文庫)

 

 

推理小説を推理する小説,と言えばいいのだろうか.いわゆる本格ミステリーというものが(おそらく)苦手な自分にとっては,こういうメタな視点で描かれている作品はとても面白いと感じた.ちょうど3週間ぐらい前に読んだ推理小説である綾辻行人十角館の殺人』に(勝手に)期待し(勝手にがっかりし)たことは,この作品で実現されていたのでとても満足したである.しかも,この作品の参考文献には綾辻行人氏の『十角館の殺人』を含む作品が掲載されていて驚いた.自分が『十角館の殺人』の次に『鏡の中は日曜日』を読んだのは,まったくの偶然なんだけどな.

 

cheeky-supreme.hateblo.jp

 とある主人公視点の描写される1章も面白いところだ.まったくの情報不足の中で疑問を感じながらも読み進めていくうちに,主人公と全体像がだんだんと明らかとなってくる.そうやって,気付いた頃にはこの世界にハマっている.

殊能将之氏の作品を読むのは『ハサミ男』に続いて2作目.前作,本作も,真実が語られたときの爽快感がとても好きだ.「うわぁ,やられた!」っていうヤツね.ということで他の作品も読もうと思う.

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